北海道胆振東部地震に被災して考えたことと対策(インフラ復旧とオール電化編)

2018年9月6日午前3時頃に地震が発生した際、札幌市豊平区の自宅にいました。
私の住む豊平区は、震度5弱と横揺れが強かったものの、わずか1~2分の間に収まりました。

その後テレビをつけ、震源地が胆振東部ということを確認するや否や、突然の停電。

普段当たり前に使っていたものが使えないという事態に陥りました。

今現在では、私の自宅周辺ではインフラは復旧しており、
コンビニやスーパーにも通常の量の商品とは言えず、ガソリンスタンドには車の行列といった普段と同じ生活とまではいかないまでも、問題の無い生活を送れています。

北海道胆振東部地震に被災したことで色々自分なりに、災害に備えた対策を本気で考えてみました。
今回は、インフラ復旧とオール電化編です。
今後様々な角度から災害への対策の記事を連載でまとめていきます。

インフラ復旧の順序

電気・水道・ガスの生活に欠かせない3つのインフラの中で、一番重要なのものは、電気だということを今回の震災で再認識しました。

(参考資料)中部電力

こちらは、中部電力の資料ですが、東日本大震災と新潟中越地震を例に挙げ、インフラ復旧までの日数が記されています。

 

3/15時点での東日本大震災インフラ復旧率

 

復旧率
電気約80%
水道20%以下
都市ガス10%以下

東日本大震災では、3/11からの地震発生から、3/15までの5日間までの間に80%以上が電気が復旧しています。
それに続き、水道・都市ガスの順で復旧していますが、3/15の時点で、水道は20%以下、都市ガスは10%以下の復旧率に留まっています。

新潟中越地震(2007年)のインフラ復旧日数

 

日付日数
電気7/183日目
LPガス7/238日目
上水道8/419日目

新潟中越地震(2007年)に関しては、7/16の地震発生から7/18にまでの3日間で、電気が復旧し、続いて7/23までの8日間でLPガスが復旧。

8/4までの19日間で上水道が復旧しています。

これらの状況からインフラ復旧は電気を最優先に復旧していることが分かると思います。

このことから、電気でほぼ全てをまかなえるオール電化と電気の供給が停止しても、自宅で電気を発電する環境を構築することを検討していきたいと思います。

オール電化にするのがベスト

先述したように、オール電化にすること・電気を自宅で発電する環境があれば、インフラに関しては自宅における生活に不自由しないことがわかりました。

しかし、自宅にオール電化の設備・自家発電の設備を導入するにはコストがかかりますし、日々の電気代も気になるところです。特に東北から北海道にかけては冬の電気代も気になることと思います。

ここでは、オール電化のメリット、デメリットから実際に日常に利用する際のコストについて検討していきたいと思います。

オール電化のメリット

光熱費の節約

各電力会社のプランにもよりますが(電力会社のプランについては次回の記事で書きます)、料金の安い深夜の電気を利用して、

  • エコキュートや電気温水器を利用する
  • 電気を使う時間帯を夜の時間帯にずらす

等の工夫をすることによって、昼間の時間帯の電気を使いすぎない限り、一般的には光熱費を節約することができます。

火災予防になる

当然ですが、ガスを使わないため火災が発生するリスクは格段に抑えることができます。
しかし、漏電や油を使う料理などでは、ガス使用等に関わらず、火災のリスクはあります。

災害時にタンク内の水・お湯を利用できる

エコキュートを設置していると、断水になってしまってもタンクの中に貯めている水・お湯を利用することができます。
タンクの容量にもよりますが、ダイキンのHPに目安の使用湯量が書かれていました。

災害時には、湯はりをせずにシャワーだけで使う、もしくは湯はりでシャワーを節約して使う等の工夫をすれば、節水しながら使うことができると思います。

ただ、断水の時間が1週間以上続くようであれば、460Lタイプでも毎日シャワーを浴びると4人家族などでは1週間もちそうにありません。

また、エコキュートとは何かについては、北海道電力のHPの説明が分かりやすかったのため引用します。

エコキュート
エコキュートは、寒冷地である北海道のマイナス外気温度でも約90℃の高温水を作ることが可能で、一般家庭でも導入されている小容量エコキュートと、大容量の業務用エコキュートがあり、用途によってお客さまに選定していただいています。

オール電化のデメリット

昼間の電気代が割高

オール電化に限らず言えることですが、昼間の電気代は夜間・深夜に比べて高いため、
電気の依存度が高いオール電化では、その影響を大きく受けてしまいます。

例えば、北電のeタイム3プラスというプランだと、


1kWhあたりの金額は、夜間時間と比較すると午後・朝晩で2倍以上の開きがあります。

そのため、メリット欄にも書いたように、夜間・深夜にずらして電気を使うという工夫をすることによってある程度は避けられると思います。

冬の電気代が高い

オール電化のメリット欄と矛盾するようで申し訳ないですが、

東北や北海道の雪国は、総じて光熱費が格段に跳ね上がります。

先述したエコキュートも冬の方が外気温が低いため電気代が高くなります。

参考までにこちらのブログを見ると、
オール電化、蓄熱暖房を設置している戸建てで、
4人家族、北海道極寒地との記載があるので、旭川などの北の方と思われます。
こちらのご家庭の昨年度の電気代を見てみましょう。

3/15時点での東日本大震災インフラ復旧率

 

復旧率
最高月2018/147,256円
最低月2017/910,317円

約3万円以上の開きがあり、やはり冬の電気代は高くなってしまうことが分かります。

設置コストが高い

オール電化にするためには何が必要なのか、初期コストがどのくらいかかるものなのか分かりにくいと思います。

ここでは、必要な設備とそれらの設置コストについて書いていきます。
※すべて必要というわけではなく、ご家庭の状況によって取捨選択していくイメージです。

オール電化にするために必要な設備と金額

 

  • IHクッキングヒーター

こちらのヤマダ電機のリフォームカタログによると、

99,800円〜274,800円 + 23,900円(工事費)で、
約11万円〜30万円程度の費用が発生します。

  • エコキュート

金額はまちまちかと思いますが、価格.comによると、



安くて20万円前後であることがわかります。
しかし、設置工事費用も別途かかるため、設置工事費用込みだと、

35万から50万円程度かかることがわかります。
非オール電化から、オール電化にする場合は既存の機器撤去処分費用等もかかるようです。

  • 寒冷地エアコン

こちらのブログの記事によると北海道でも寒い地域でも高断熱・高気密の家であれば、寒冷地エアコンのみで、暖かく過ごすことができるようです。

価格.comによると、


だいたい20万円から30万円プラス工事費用程度がかかります。

参考までにビックカメラのエアコン設置工事料金だと、

以下の料金プラス寒冷地仕様の壁の穴あけ別料金で行なっているようです。

また、寒冷地エアコンの場合、個別の部屋を温める使い方なので、部屋ごとにエアコンを設置する必要性があるかもしれません。

  • 蓄熱暖房機

上述した寒冷地エアコン以外の方法では、蓄熱暖房機があります。
これは、夜間の安い電気料金を使って、蓄熱用のレンガに蓄熱させ、翌日に放熱することで部屋を温めるという暖房器具です。

価格.comによると、

30万円弱費用がかかりそうです。工事費用については、3〜5万円が相場のようです。

また、北海道の場合十分に部屋全体が温まらない可能性もあるので、エアコンと併用しているご家庭も多いようです。

  • 床暖房

こちらは、エコキュートの導入を前提として、温水パイプをエコキュートに繋げて、温水で床を温める場合の費用について見ていきたいと思います。

参考までにパナソニックの床暖房では、

10畳で、395,000円・567,000円の2種類があるようです。
仕上げ材という床材が床暖房と分離されているか一体型なのかの違いで費用に差が発生しています。

以上、挙げた設備の中から、自身の家庭の状況や予算によって選択する設備が別れていきます。

ぼく個人としては、蓄熱暖房機以外の、

IHクッキングヒーター + エコキュート + 寒冷地エアコン + 床暖房

を設置するのが理想です笑

その前提として、高気密・高断熱の家を建てることが前提になります。

ぼくはまだ家を建てていないので、これから家を建てる際には、高断熱・高気密にこだわって暖かい家を作ろうと思います笑

次回は電気料金の検討編です!

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